福建省仙遊県書峰郷出身の林順権教授(66)は、幼い頃からビワと縁を結び、ビワの研究活動に一生を捧げている。
1988年に公費で日本留学した際に、林氏は国際的なビワの学名が「Eriobotrya japonica」(日本のビワ)で統一されており、原産国が日本とされていることに気づいた。しかし資料の記載によると、ビワの原産国は中国で、唐の時代に日本の遣唐使によって日本に伝わった。そこで林氏は研究と論文執筆に一生を捧げ、この説を訂正しようとしてきた。
林氏によると、ビワは栽培が困難で人件費がかかるため、現在ビワを栽培しているのは高齢者が中心で、若者が後を継ぎたがらないという。全国のビワ栽培面積は10年間で4分の1減少した。一方で、ECサイトの加入により、ビワ栽培業者の所得が増えており、故郷にUターンしビワ栽培で豊かになろうとする若者がますます増えている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月13日