新型コロナワクチンの接種サービス力をさらに向上させるため、上海市ではこのほど、同市初となる新型コロナワクチンスマート接種臨時施設の運用を上海工芸美術職業学院でスタートさせた。4月1日、学生たちが秩序を保ちながら新型コロナワクチンの接種を受けていた。この接種臨時施設の面積は27平方メートルと小ぶりなものの、接種エリアやワクチン保管エリアなど必要な設備が全て揃っている。またワクチンは全過程においてコールドチェーンによる輸送と保管が実現されているだけでなく、そのトレーサビリティも実現している。接種エリアに備え付けられている便利な小型冷蔵庫のほか、ワクチン千本を保管できる大型のスマート冷蔵庫も設置されている。通常の施設内などに設けられる接種ポイントと比べ、このスマート接種臨時施設は、よりスピーディな設置が可能で、移動させやすく、しかも国のワクチン接種基準に基づいた設備となっているため、安全性も確保されている。そのため、企業や大学など接種ニーズが比較的高い場所に向けて、ワクチン接種ポイントが「出向く」ことが可能で、時間を節約し、接種効率を高めることを可能にしている。中国新聞網が伝えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2021年4月2日