三星堆遺跡考古学発掘現場の保護用建物と中の「考古学モジュール」(ドローンで1日撮影)。 |
四川省広漢市に位置する三星堆遺跡の考古学発掘・保護研究は今回、現代テクノロジーの手段を十分に活用し、考古学上の発掘、テクノロジー考古学、文化財保護の全過程をしっかり結びつけた。発掘現場は大スパン鉄鋼構造の建築物によって覆われ、その中では複数の透き通ったガラス製の「考古学モジュール」によって新たに見つかった6つの「祭祀坑」が覆われている。これらの「考古学モジュール」は発掘現場の気温と湿度を制御できるだけでなく、作業員による現代の微生物や細菌などの持ち込みを減らせる。「考古学モジュール」内にはさまざまな設備があり、作業員は「防護服」を着用しながらその中で「野外」での発掘を展開する。「考古学モジュール」の隣には各種の緊急用文化財保護実験室と倉庫があり、さまざまな先進設備が揃っている。新華網が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月22日