広西壮(チワン)族自治区南寧市の地下鉄駅構内に設置された無人セルフ書店が、ネット上で話題となっている。この書店には、店主も店員もおらず、客が自分で本を選び、代金を支払う全プロセスが各人の信用を前提に成り立っている。書店の看板に書かれた「一冊5元正規版書籍」という大きな文字が、ひときわ人目を引いている。書店の面積は小さく、書架は赤・黄・緑・青・紫の5区画に分かれている。各区画は、1人か2人だけが見て選べるほどのスペースしかない。紫の区画に並べられた書籍だけが個別に価格が付けられているが、その他4色の区画の書籍は一律1冊5元(約84円)となっている。ここで販売されている書籍は、主に古本で、ジャンルはさまざま。国内・海外文学の名著・科学普及関連書籍・児童書・教育関連書など各種揃っている。書架には決済のためのQRコードが貼られており、客は、購入したい本を選び、直接QRコードをスキャンして代金を支払いさえすれば、購入することができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月16日