消費の性別境界線がますますあいまいに 「彼経済」が台頭 (2)

人民網日本語版 2020年11月19日13:31

中国銀聯の報告書によると、男性ユーザーの23%が「毎月オンラインで5千元以上消費している」と回答したが、この消費水準に達する女性は15%にとどまった。また米国のネット広告の業界団体のインタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー(IAB)の調査データでは、中国のEC消費者のうち、PC利用でもモバイル端末利用でも、男性の割合が女性を上回り、これまでのイメージと大きく違ったという。

西南証券の研究報告では、男性は40代に入ると、資産も社会的地位も上昇し、消費能力と消費レベルが他の年代の男性を大きく上回るようになる。現在、中国では40歳以上の中年男性の人口に占める割合が徐々に増加し、このことも「彼経済」の発展に勢いを与えているという。

実際、スポーツSNSの虎撲を利用した「男性情報発信」型トレンドスニーカーのECアプリが、大量の大口資本を獲得して参入し、現在の時価総額は10億ドルに達する。上海浦東発展銀行は男性顧客に向けて、「我」シリーズの男性向けクレジットカードを打ち出し、好評を博しており、金融サービスの可能性をさらに押し広げた。男性がキッチンに立つ時代に合わせて、オンライン生鮮食品宅配、コミュニティでの共同購入、O2O(オンラインツーオフライン)などが急速に成長し、買い物は早く済ませたい男性のニーズに応えている。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年11月19日

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