中国国債はブルームバーグ・バークレイズ指数とJPモルガンGBI-EMグローバルディバーシファイドに採用されたのに続き、今月25日には指数算出会社FTSEラッセルが、世界国債インデックス(WGBI)に組み入れると発表した。市場の推計によると、WGBIに追随している世界の資金は2兆ドル(1ドルは約105.3円)から4兆ドルに上り、中国国債が指数に完全に組み入れられれば、中国の債券市場に約1500億ドルの資金が流れ込む可能性があるという。人民日報海外版が伝えた。
中国人民銀行(中央銀行)の関係責任者は、「このたびFTSE社が中国国債を中心的指数であるWGBIに組み入れるタイムテーブルを明確にしたことは、中国がグローバル資本市場と国際金融システムに融合する上での重要な出来事の1つだ。これは、グローバル金融市場における中国の地位が絶えず向上していることを示し、また世界の投資家が中国市場に寄せる信頼感を反映するものであり、この指数の代表的役割と魅力を増強する上でプラスで、世界の投資家が債権資産をより合理的に配置する上でもプラスだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年9月28日