「大陸部PCR検査支援チーム」の「先遣隊」7人が香港地区に到着

人民網日本語版 2020年08月03日14:45

香港地区ではこのところ新型コロナウイルス感染症予防・抑制情勢が厳しくなっている。香港特区政府の要請に応じて、中央政府の統一的配置と指揮の下、国家衛生健康委員会は「中国大陸部PCR検査支援チーム」を直ちに結成して香港地区で業務を展開させ、香港特区政府の感染症対策を支援している。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。

深セン市衛生健康委員会によると、最初の「大陸部PCR検査支援チーム」は広東省衛生健康委員会が省内20以上の公立病院から約60人の臨床検査技術スタッフを選んで派遣したもので、8月2日に香港地区へ向かった。うち7人の「先遣隊」メンバーは同日すでに香港地区に到着し、実験室での業務を開始している。中央政府が香港地区の感染症対策を支援する大陸部専門チームを派遣するのは今回が初めてとなる。

また、国家衛生健康委員会はすでに「大陸部方艙医院(臨時医療施設)支援チーム」を組織しており、湖北省武漢市から臨時医療施設での実践経験を持つ専門家6人を選抜して派遣し、香港アジアワールドエキスポコンベンションセンターを臨時医療施設として利用するための技術サポートを提供する。

それと同時に、中央政府が全力で香港地区の臨時医療施設建設を支援するのに呼応するため、深セン市衛生健康委員会でも物資を緊急調達し、臨時医療施設建設を支援している。

香港地区側からの要請によると、物資にはハンドル式一般ベッド400床、床頭台400台、薬品・標本保管用の医療用冷蔵庫20台、携帯式パルスオキシメーター40台など17種類の病床用設備・機器が含まれるという。これらの物資は7月31日夜から緊急調達が始まり、8月1日夜間に続々と深センに到着。税関当局の協力の下、2日から香港地区に輸送されている。

中央テレビニュースが2日に伝えたところでは、1日、香港アジアワールドエキスポコンベンションセンターの臨時医療施設が正式に稼働し、同日、計約30人の患者を受け入れた。また2日午後、香港特区政府衛生署衛生防護センターが記者会見を開いた。会見での説明によると、2日0時の時点で、香港地区の1日における新型コロナウイルス新規感染者は115人で、全員が香港地区内の感染例だった。香港地区では12日間連続して新規感染者が100人を超えており、香港地区の感染者は累計3511人まで増えている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年8月3日

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