米国現地時間の28日、米電気自動車(EV)大手のテスラは米国証券取引委員会(SEC)に提出した文書の中で、今年第2四半期(4-6月)の中国での売上高が14億ドル(1ドルは約105.1円)に達し、前年同期の6億9千万ドルと比較して、102.9%も大きく増加し、テスラの同四半期の売上総額60億3600万ドルに占める割合は23.19%だったことを明らかにした。
今年上半期、テスラの中国における売上高は23億ドルで、テスラ全体の売上総額120億2100万ドルのうち19.13%を占めた。ここから、テスラの中国における売上高の割合が緩やかに上昇していることがわかる。
乗用車市場情報連席会(CPCA)がまとめたデータでは、テスラは第2四半期に中国でEV3万1千台を引渡しし、これは世界での販売台数の30%を占めた。中国は今やテスラにとって米国に次ぐ2番目の市場であり、テスラの「第二の故郷」だといえる。
同文書によると、第2四半期のテスラの米国での売上高は30億9千万ドルで、前年同期比11.20%減少し、売上総額に占める割合は51.19%だった。中国・米国以外の市場がテスラにもたらした売上高は15億4600万ドルで、同29.08%減少した。
新型コロナウイルス感染症の影響により、テスラの米カリフォルニア州フリーモントにある工場は生産・引渡しを一時停止し、停止期間は約6週間に達した。一方、上海市のギガファクトリーは第2四半期のテスラに巨大な力で寄与した。
7月23日、テスラは第2四半期の決算を発表し、それによると、第2四半期の純利益は1億400万ドルに上り、初めて4四半期連続で黒字を達成した。米国会計基準(GAAP)に基づくと、売上高は60億4千万ドルに達したが、前年同期の63億5千万ドルに比べれば4.9%の減少だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月29日