北京冬季五輪組織委員会は2日、34回目となる「国際ボランティアデー」にあたる12月5日、北京2022年冬季オリンピック・パラリンピック大会ボランティアグローバル公募活動始動式」を開催することを明らかにした。新華社が伝えた。
北京冬季五輪組織委員会は、始動式において、大会ボランティアのグローバル公募に関する公告を発表し、グローバルボランティア募集ネットワークシステムを開通する予定。また、グローバルボランティア公募PR動画とボランティアのマーク・テーマ曲を公開、世界各界の人々に向けて、大会ボランティア応募を呼びかける。今回の公募活動開始によって、北京冬季オリンピック・パラリンピック大会ボランティアプロジェクトの幕が正式に開くこととなる。
現段階では、北京冬季五輪組織委員会は、冬季オリンピック大会ボランティアを2万7千人、冬季パラリンピック大会ボランティアを1万2千人、それぞれ募集する計画で、パラリンピック大会ボランティアは、主にオリンピックボランティアの中から選ぶ予定という。
大会ボランティアは、北京、延慶、張家口の3つの試合地区およびその他の場所や施設でボランティア活動に従事することになる。ボランティアの業務内容は、対外向け連絡サービス、競技運営サービス、メディア対応及び放送サービス、競技場運営サービスなど12種類に分かれる。
一連の公募活動は、1年半かけて行われ、2021年6月30日に公募システムは終了する。大会ボランティア選考作業は、2021年9月30日までに完了する見込み。
北京冬季五輪組織委員会は、大会ボランティアの一般方針・保障方針をすでに制定済みで、ボランティアに対し、大会期間中、ユニフォームやボランティア証、保険、交通サービス、医療サービス、権益保護などの保障を提供する。また、指導とトレーニングが行き届いた素晴らしいボランティアチームを形成するために、トレーニングシステムを完備し、実践訓練を強化し、ボランティアが熱意をもってボランティア活動に参加し、大会プロセスから楽しみを得ながら関わり、個人的な成長を遂げ、能力やスキルを高め、発展と進歩を遂げるよう図っていく。
北京冬季オリンピック・パラリンピックは、計5段階のボランティアプロジェクトのプロセスを定めている。具体的には、前期ボランティアプロジェクト、ボランティア選考プロジェクト、大会ボランティアプロジェクト、都市ボランティアプロジェクト、ボランティア遺産転化プロジェクトとなっている。
大会ボランティアは、大学学部生・大学院生ボランティア、高校生ボランティア、各省(自治区・直轄市)ボランティア、香港・マカオ・台湾地区ボランティア、海外華僑・華人ボランティア、外国人ボランティアの6種類のグループに分けられる。6種類のボランティアとも、募集・応募方法は基本的に同一という。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月3日