RCEPに新たな可変的要素 日本が姿勢転換

人民網日本語版 2019年12月02日16:03

外国メディアの報道によると、日本の首席交渉官は最近、インド抜きでのRCEP調印は考えていないと述べた。牧原秀樹経産副大臣は「RCEPにはインドが含まれなければならない。経済、政治、潜在的国家安全保障のいずれの観点からも、これは重要なことだからだ」と表明した。簡単に言えば、インドがRCEPに参加しない場合、日本も参加しないということだ。日本が突然姿勢を転換したのはなぜか。中国新聞社が伝えた。

■その動機は?

RCEPは相当苦しい交渉が7年続いているが、ひとたび順調に調印されれば多大なメリットがある。参加15か国でGDPは29兆ドル、輸出額は5兆6000億ドル、外資導入額は3700億ドルになり、ほぼいずれも世界全体の約30%を占める。

しかし、ようやく手に入れようとしている果実を、一体なぜ日本は突然放棄しようとするのか?いくつかの可能性がある。

第1に、いったん退くことで、インドをRCEPに復帰させる。

日本としては、CPTPPや日EU経済連携協定(EPA)という高水準の自由貿易協定がすでに発効している。両協定と比べるとRCEPは主たる魅力は市場の広大さにある。

13億以上の人口を擁し、経済規模も南アジア最大のインドが抜ければ、日本にとってRCEPの実質的価値はかなり下がる。

日本メディアの報道も、これを裏づけているようだ。

報道によると、日本の安倍晋三首相は数日後にインドを訪問し、モディ首相にRCEP交渉への復帰を働きかける考えだ。

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