国家航天局が明らかにしたところによると、「長征5号遥三」キャリアロケットが27日、海南省文昌市の清瀾港に無事に到着した。ロケットは一連の組立・試験作業後、文昌航天発射場から打ち上げられる。新華社が伝えた。
中国衛星海上測控部に所属する「遠望21」号、「遠望22」号からなるロケット輸送船隊が22日、天津港を出港した。丸5昼夜の航行により、複雑な海の環境の試練を乗り越え、無事に清瀾港に到着した。
ロケットはその後、陸路輸送によって切り離された状態で文昌航天発射場に運び込まれ、そして計画に基づき発射場打ち上げ任務の各種準備作業を行う。
長征5号は中国が独自開発した環境にやさしい次世代キャリアロケットの基本型だ。直径5メートルの筒を採用し、直径3.35メートルのブースターを4基搭載。全長は約57メートル、離陸重量は約870トンで、離陸推力は1100トン以上。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年10月29日