中国科学技術大2.5メートル大視野サーベイ望遠鏡本体プロジェクトが始動

人民網日本語版 2019年10月25日14:25

中国科学技術大学が24日に明らかにしたところによると、同大学の2.5メートル大視野サーベイ望遠鏡本体プロジェクトがこのほど始動した。同望遠鏡は完成後、北半球でサーベイ能力が最も高い光学時間領域サーベイ望遠鏡になり、3晩毎に北半球を1回サーベイする。中国新聞網が伝えた。

同プロジェクトは同望遠鏡の4大システムの一つだ。

大視野サーベイ望遠鏡プロジェクトは同大学の「双一流」(世界一流大学・一流学科)重点建設プロジェクトであり、同大学と中国科学院紫金山天文台が共同建設する重要な天文装置でもある。完成後は北半球でサーベイ能力が最も高い光学時間領域サーベイ望遠鏡になり、中国ひいては北半球全体の大規模深度時間領域サーベイ専用観測設備の空白を埋める。大規模時間領域サーベイの新方向を発展させ、中国の天文画像サーベイの観測能力を高めるため重要な役割を果たす。時間領域天文や太陽系天体、近隣宇宙構造の研究で、重大で画期的な成果を上げることが見込まれる。

大視野サーベイ望遠鏡プロジェクトは2018年3月に着工。望遠鏡主鏡の口径は2.5メートルで、世界的に進んでいるメインズーム光学設計を採用。大視野と高精度、広帯域のサーベイ能力を持ち、先進的な性能を誇る。望遠鏡には大アレイ7億2000万画素合成CCD観測機が搭載され、高いサーベイ能力を持つ。3晩毎に北半球を1回サーベイすることができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年10月25日

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