新中国成立70周年

天津浜海新区、初のインターネット病院を許可

人民網日本語版 2019年10月11日10:44

泰達国際心血管医院は天津浜海新区にある公立3級甲級の心臓血管病専門病院だ。天津浜海新区衛生当局の職員によると、同病院のインターネット病院は新区傘下の天津開発区行政審批局が組織した専門家チームの審査に合格し、同区初のインターネット病院として認められ、患者に遠隔処方などの便利なサービスを提供する。新華網が伝えた。

同インターネット病院医療部主任の王雄関氏は、「このインターネット病院は再診患者の動画問診、薬の処方、遠隔医療立ち会い診察などのサービスを展開できる。すでに診察・急診ペーパーレス手続きを実現しており、昨年は『インターネット+医療サービス』を試験的に始めた」と説明した。

同インターネット病院において、再診患者は今後スマホでリアルタイムの問診と処方を受けることができる。再診患者はスマホの微信(WeChat)で同インターネット病院のアプリを検索し、個人情報を紐づけするだけで、予約・受診手続き・問診・支払いなどを行える。さらに医療保険ともリアルタイムで連動する。またスマホを使いオンラインで費用を支払った後、処方箋により病院で直接薬を受け取ることができるため、患者が医者に診てもらうのにかかる時間を短縮できる。病院の近くに住んでいる患者は、自宅までの薬無料配送サービスを受けられる。

同アプリはこれまでの試験運用を経て、すでに延べ38万人以上の閲覧数を集めている。延べ6310人にオンライン再診・診察を行い、延べ6138人にオンラインで処方を出し、延べ948人に薬を自宅まで無料配送した。

王氏は「コミュニティ及び遠隔地の体が不自由などの理由でなかなか外出できない患者の不安や悩みを解消するため、患者がコミュニティを出なくても、遠隔心電分析や専門家の診療を受けられるようにした」と説明している。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年10月11日

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