外交部(外務省)の耿爽報道官は10日の定例記者会見で、北京市がチェコのプラハ市との友好都市関係の解消を宣言したことについて「中国側はプラハ市行政当局が早期に過ちを認識し、正し、双方間の交流と協力の再開に向けて環境を整えることを望む」と表明した。
「2018年11月以来、プラハ市の新たな行政当局の主要高官らは国際関係の基本準則と国際社会の共通認識を無視し、中国側の厳正な立場と強い反対を顧みず、台湾地区やチベット関連など中国側の核心的利益に関わる重大な問題で度々間違った行動を取り、不当な発言をし、中国の内政に乱暴に干渉し、北京市との友好都市関係に公然と挑戦し、両市の交流実施の政治的な前提条件及び基礎を深刻に破壊し、悪影響をもたらしてきた」。耿報道官は「このため、すでに北京市はプラハ市との友好都市関係を解消し、一切の公的交流を停止することを宣言した」と述べた。
また「中国側は同時に、チェコのゼマン大統領ら政界要人を含むチェコ各界の識者が、すでにプラハ市行政当局の誤った行為を強く非難していることにも留意している。相互尊重と平等互恵を基礎に中国とチェコの戦略的パートナーシップのたゆまぬ前向きな発展を促進することは、双方の利益にかなう。われわれはプラハ市行政当局が早期に過ちを認識し、正し、双方間の交流と協力の再開に向けて環境を整えることを望む」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年10月11日