国務院新聞弁公室は9日午前、アジア文明対話大会について記者会見を開いた。アジア文明対話大会の準備委員会副主任兼執行委員会副主任を務める徐麟・中央宣伝部副部長(国務院新聞弁公室主任)は記者の質問に「大会は5月15日に北京で盛大に開幕する」と紹介し、大会の注目点や特色として次の4つを挙げた。中央テレビ網が伝えた。
(1)大会のテーマをしっかりと押さえ、「時代の問い」に対応する。現代世界において異なる文明間は衝突か対話か、対立か協力か。これはすでに人類の前途命運に関わる重大な課題となり、人類文明はどちらの道を選ぶのかという「時代の問い」でもある。今回のアジア文明対話大会のテーマは「アジア文明の交流・相互参考と運命共同体」だ。大会はこのテーマをしっかりと押さえ、現在の協力・発展という大勢に沿い、文明交流に対する各国の人々の願いを乗せて、アジア文明の多様性と各文明間の交流・相互参考について踏み込んで研究・議論し、人類運命共同体の構築に対する文明間交流の重要な意義と作用をさらに探り、各国国民間の民心の通じ合いの橋をさらに架ける。
(2)大会は「共同進歩」という文明理念を体現する。大会はアジア47カ国の代表を招待しており、アジア各国を全てカバーしている。代表には文学、芸術、映画・テレビ、文化財など各分野の影響力ある大家や学者もいれば、シンクタンク、メディア、青年など各界の代表もいる。域外各国の代表も招待しており、異なる文明間の相互交流、相互参考、共同進歩のための良い場となる。
(3)豊富で多彩、和やかに付き合う文明の多様性を示す。大会は開幕式、分科会、アジア文化祝祭、アジア文明ウィーク行事という4つの大きなパートからなり、関連行事は110以上に上り、アジア文明の多彩な魅力と中華文明の深さを存分に示し、アジア文明と世界文明の交流・融合を存分に示す。特にアジア文化祝祭行事は大会の見どころであり、アジア「心を通わせ、未来を共に」を理念に、中国と外国の文明が大いに交流し、多元的文化が大いに集まり、各国民衆が大いに親睦を深める文明の盛大な行事を世界に示す。
(4)大衆の幅広い参加という大会開催原則を際立たせる。大会は人々に寄与するという方針を常に堅持し、より多くの大衆を参加へと引きつけることを重視し、大衆の参加感、体験感、獲得感、幸福感を高めるべく努力する。アジア文化祝祭とアジア文明ウィーク関連行事の計画を入念に立て、公益性ある講座、広場での講演、安価な公演や展覧会、映画上映を用意して、精神文化生活への大衆の新たな期待を満たす。グルメ・フェスティバル開催時間の設定に力を注ぎ、大衆の参加ニーズをより良く満たす。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月10日