青年から中年にかけて、どんな健康的な習慣を養っておけば、高齢になってからも脳の健康をできるだけ保てるかという点について、このほど米誌「リーダーズ・ダイジェスト」のサイトが詳しく紹介している。生命時報が報じた。
◇ゲーム
囲碁やトランプをすると、複雑な認知行動の計画、人格の発現、適切な社会的行動の調節に関わっているとされている前頭前皮質を訓練することができる。米ウィスコンシン大学の研究によると、パズルや囲碁をよくする高齢者の脳の認知機能をつかさどる部分の容量が、ゲームをしない高齢者よりも大きかった。
◇瞑想
1日に12分間瞑想すると脳の血液循環が良くなり、細胞の老化を遅らせることができる。
◇心臓の健康を保つ
米マイアミ大学の研究では、心臓の健康に注意している人ほど、認知能力の低下が少なく、心血管系が強いほど、脳により多くの栄養が送られるとしている。
◇有酸素運動
脳の健康を保つのに最も有益。米ウェイクフォレスト大学医学院の研究によると、有酸素運動をしている高齢者の脳の大きさは、体を少し動かすだけの高齢者よりもかなり大きかった。
◇思考力を働かせる
脳の複雑な働きは、情報の伝達と処理を担う細胞・ニューロンの働きによる。認知症患者は、そのニューロン間の連結が消失している。読書クラブに参加したり、本を書いたりして、批判的思考を働かせると、ニューロン間の連結を強化することができる。
◇音楽鑑賞
音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすると、前運動皮質、聴覚皮質、感情の中枢、大脳辺縁系などを刺激することができる。
◇絵を描く
落書きであっても、空間計算が必要となり、細かな所にまで注意を注がなければならず、認知機能が損なわれないように守ることができる。
◇たっぷりとした睡眠
いつも睡眠不足の状態にあると、認知症を患うリスクが高くなる。なぜなら寝ている時、脳はストレスにより発生した毒素を掃除しているからだ。
◇良い心理状態を保つ
どんな事でも積極的な部分に目を向けることが大事。ストレスやストレスホルモンも認知症と関係がある。そのため良い心理状態を保つことは非常に大切。
◇新しい友達を作り、古くからの友人とも良い関係を保つ
誰かと交流できる活動に積極的に参加したり、友人との関係を保ったりすると、認知機能の低下を防ぐことができる。人と交流できる活動に参加すると最も複雑な認知機能を調整することができる。
◇ダンス
ダンスは運動と音楽をうまく組み合わせており、高齢者の脳を活発にするのに役立つ。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月24日
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