タッチパネルで料理を注文し、QRコードスキャンで決済し、レンジで加熱して自動的に料理が運ばれてくるまで、長くても26秒しかかからない。中国の鉄道で初となるスマート無人レストランが、青島北駅に登場した。「春運」(春節<旧正月、今年は2月5日>前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の初日である21日、各地の利用客が青島駅を出入りする際に、このスマート無人レストランに足を運び、ハイテクがもたらす利便性とスムーズさを体験した。科技日報が伝えた。
筆者は大型ディスプレイに表示されている料理・主食・飲み物の種類と価格に基づき選択を終えると、タッチパネルを操作し注文してみた。価格は26元(1元は約16.1円)と表示された。それからQRコードをスキャンし、微信(WeChat)もしくは支付宝(アリペイ)で決済すれば、スマートシステムは直ちに料理の加熱を開始し、料理を運んでくれた。プロセス全体がスムーズで効率的だった。
街でよく目にする単一的な自動販売機と異なり、「スマート無人レストラン」はスマートでおしゃれな食事環境の構築に力を入れている。効果的な空間配置と標準化された商品を効果的に結びつけ、1日3食、アフタヌーンティー、夜食などの各種食事環境を合理的に区分した。
山東済鉄旅行サービス有限公司の職員によると、スマート無人レストラン内にはスマート管理システムがあり、モバイル決済、バックグラウンド運営、データ分析、遠隔制御などを通じビッグデータを収集する。それからスマート分析・整理により、利用客の味の好みなどを効果的に把握し、料理の種類や経営戦略を適時調整する。利用客がこれでよりきめ細やかで行き届いたサービスを受けられるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月22日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn