中国人民銀行(中央銀行)は14日、金利競争入札方式により、公開市場操作で1千億元(1元は約16.0円)のリバースレポを行った。当日は800億元のリバースレポが満期を迎えるため、実質的に200億元を供給したことになる。新華社が伝えた。
人民銀が発表した公告によると、納税期リスクヘッジ、人民銀のリバースレポの満期到来、政府債券発行による支払いなどの要因の影響に対処し、銀行システムの流動性が合理的でゆとりある状態を保つようにするため、人民銀はこの日に1千億元のリバースレポを行った。今回のリバースレポでは800億元が期間7日、200億元が期間28日、落札金利は7日物が2.55%、28日物が2.85%となっている。
業界関係者は、「数ヶ月ぶりに、人民銀が28日物リバースレポを実施したのは、主に春節(旧正月、今年は2月5日)前後の流動性の需給を落ち着かせるため」との見方を示す。
14日に発表された上海銀行間取引金利(Shibor)では、期間ごとに金利が上昇したものも低下したものもあり、短期金利は上昇傾向が目立った。翌日物金利(オーバーナイトレート)は1.878%で、前取引日より17ベーシスポイント(bp)上昇した。7日物は同7.4bp上昇、14日物は同2.6bp上昇、1ヶ月物は同0.3bp上昇した。1年物金利は3.337%で、同1.3bp低下した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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