中国国家税務総局と中国人民銀行は18日から、微信支付(WeChatペイ)と提携して、QRコードをスキャンすることで納税できるサービスをスタートした。納税者は微信支付でQRコードをスキャンするだけで納税を済ませることができ、税務局と銀行を何度も行き来することなく納税を完了させることが可能となる。現在、湖南省、福建省、河南省の三省と山東省青島市でまず試験的に同サービスの実施が始まっている。北京日報が報じた。
税務局がQRコードのスキャンで納税できる機能を導入したことで、納税者は同局の窓口か公式サイトで、税務申告を行った後、微信でQRコードをスキャンし、金額を確認し、引き落としする銀行カードを選んで支払えば、納税が完了する。これまで個人の納税者や企業の納税手続きはやや煩雑で、税務申告には、税務局、銀行、納税者の委托証明が必要となり、たくさんの証明書類も必要だったほか、納税者は何度も銀行や税務局を行き来して列に並ぶ必要があった。ある食品貿易企業の財務責任者は、微信でQRコードをスキャンして納税を済ませ、「QRコードをスキャンして納税ができるようになり、手続きが10秒以内で完了し、納税がスーパーで買い物をして支払いをするのと同じほど手軽なことになった」と歓迎する。
微信支付でQRコードをスキャンして納税できる機能は、国庫情報処理システムと直接リンクしており、微信支付で収められた税金は、合法な清算機関、税務局システム、人民銀行国庫システムを通じて清算される。納税者にとって納税が簡単になるだけでなく、納められた税金が速やかに、そして安全に国庫に納められることになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月19日
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