今年27歳になる余元さんは、北京の某外資系企業で働いていたが、昨年、この高待遇の仕事を辞めて、恋人のJoeさんと、「ゴミ削減・分別処理」行動を実践する生活を送っている。人民日報海外版が報じた。
余さんは、「仕事を辞めた時、私はある挑戦をしようと決心した。日々の生活で出るゴミの量を可能な限り減らすという挑戦だ。3ヶ月間で、私たちの家で出た家庭ゴミは、小さなコップ2杯分くらいの大きさのガラス瓶に収まる分量だけだった」と話す。
ゴミで一杯になったガラス瓶。
このガラス瓶2つの中身は、ミネラルウォーターボトルのラベルに使用済みの湿布薬、錠剤の空き箱、ガラスボトルに貼られていた広告ラベル、宅配物の外パッケージに商品やおやつのパッケージなどのゴミだった。2人暮らしで、3ヶ月の間に出たゴミが500ミリリットルのガラス瓶2本分だけと聞くと、誰もが信じられないと首をかしげる。しかし余さんには自ら編み出した一連のゴミ減量方法がある。
余さんによると、「私たちは日常生活において、意識的にモノを買い、使用し、処分する必要がある。たとえば、商品を買うときには、可能な限り、繰り返し使用可能なもの、または天然素材100%のものを買うように努める。そうすれば、買ったものは分解されて自然にかえすことができるから。またモノの寿命を全うさせるために、中古品の購入を考えることも多い。外食の際には、残り物を入れるためのマイ弁当箱とマイ食器を持参する。市場に買物に出かける時には、レジ袋をもらわずに済むよう、布製のマイバッグを持っていく。普段使う歯磨きペーストや入浴剤は、無添加のものを自分で作る。それらは自然に還るため、ゴミは発生しない」としている。
また、余さんは、台所の生ゴミをステンレス製容器に集め、冷蔵庫で7日から10日間冷蔵する。その後、これらの生ゴミを堆肥用収納ボックスに移し替え、箱の四隅に穴をあけ、空気の通りを維持する。その後、これらのゴミを土や乾いた落ち葉と混ぜると、2ヶ月後には自然分解する。このようにして、台所の生ゴミは土の肥料に変身する。
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