イギリスのコンサルティング会社であるヘンリー・アンド・パートナーズが9日に発表した「ヘンリー・パスポート指数」によると、世界190ヶ国・地域にビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国できる日本のパスポートはその利用範囲において世界ランキングで1位となった。中国のパスポートは71位で、ビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国できる国の数が最も速いスピードで増加している。
2位のシンガポールのパスポートならば189ヶ国・地域にビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国できる。今年初めに発表された同指数で、トップだったドイツのパスポートは現在188ヶ国・地域で、フランス、韓国と並んで3位となった。
米国と英国は186ヶ国・地域でその他5ヶ国と共に5位。米・英両国は今年、ビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国できる新しい国・地域がなく、短期的には、15年に得た首位の座に返り咲く可能性は低い。119ヶ国・地域のロシアは順位を下げ、パラオと並んで47位となった。
アラブ首長国連邦のパスポートは過去およそ10年間で、ビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国できる国や地域が最も増えており、現在は161ヶ国・地域に行くことが可能となり、順位は06年の62位から、21位までアップした。
「ヘンリー・パスポート指数」によると、中国のパスポートを持っていると、74ヶ国・地域にビザなし渡航、またはアライバルビザ取得で入国でき、17年初めから順位を14ランク上げて、レソトと並んで71位となった。
ヘンリー・アンド・パートナーズのChristian Kalin会長は、「このランキングは、各国が手を取り合って協力し、互いにつながり合う世界を作ることができるということを示している」とし、「中国とアラブ首長国連邦は、その点において進歩が目覚ましいモデルケース。この2ヶ国は17年に比べ最も順位を上げた国だ。これは、2ヶ国が世界各地のパートナーと安定した関係を築いている結果だ」と評価している。
「ヘンリー・パスポート指数」ランキングのワースト10位に入ったのは、イエメンやソマリア、シリア、アフガニスタン、イラクなど、戦争や紛争が起きている国がほとんどだった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月11日
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