中国の旅行サイト・携程が8日に発表した国慶節(建国記念日、10月1日)にともなう7連休の人気海外旅行先ランキングでは、トップ3が、タイ、日本、香港地区だった。台風24号(チャーミー)の影響で、航空便の欠航が相次いだ日本は、ナンバー1候補だったものの、タイに抜かれて2位となった。中国新聞網が報じた。
人気海外旅行先ランキングトップ10は、上から順にタイ、日本、香港地区、ベトナム、シンガポール、台湾地区、韓国、インドネシア、マレーシア、米国だった。昨年のランキングと比べると、トップ2は変わらず、香港地区は6位から3位に順位を上げた。一方、米国は5位から10位に順位を下げた。
タイは今年8月に、スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港、チェンマイ国際空港、プーケット国際空港、ハジャイ国際空港の主要5空港に、中国人専用レーンを開設し、中国人観光客の入国円滑化を図っている。また、7月に、遊覧船・フェニックス号がプーケット沖で転覆し、中国人観光客47人が死亡して以降、タイの関連当局は、海軍などと協力して、海上パトロールや警報発令を強化したほか、遊覧船の検査も強化して、中国人観光客が安心して旅行を楽しめる環境を整えている。
タイの観光スポーツ省が最近発表した最新統計によると、今年1-8月期、タイを訪問した中国人観光客は前年同期比16.51%増の772万8300人に達した。そして、タイに観光収入4235億2000万バーツ(1バーツは約3.44円)をもたらした。
7連休中、海外旅行に出かけたのはどのような人なのだろう?男女別で見ると、同期間中、海外旅行の主力は女性だった。携程でツアーや自由旅行、大型定期客船などによる海外旅行を予約した人のうち、女性は56%と、男性を12ポイント上回った。年齢層別に見ると、消費能力が高く、活力に満ちた80後(1980年代生まれ) が36%、90後(90年代生まれ)が18%と、主力軍となり、合わせて半分以上の割合を占めた。国慶節連休中のもう1つの旅行のキーワードは「ファミリー」で、海外旅行に出かけた人のうち42%が家族旅行だった。また、カップルも30%を占め、海外で二人の世界を満喫した人も多かった。その他、一人旅も6%いた。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月10日
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