中国科学院工程熱物理研究所衡水基地が発表した情報によると、新作動ガス発電チームが中国初の大型超臨界二酸化炭素(SCO2)圧縮機実験プラットフォームの建設を完了した。現在すでに設備の調整を終え、圧縮機テスト前の準備作業を行っている。新華社が伝えた。
超臨界二酸化炭素タービン発電は、世界が認める革命的・画期的な次世代発電技術となる。圧縮機はSCO2発電システムの「心臓」に相当し、中国国内の多くの機関がSCO2圧縮機の設計理論とコンピュータシミュレーションの研究を展開している。しかし適切な実験プラットフォームがないため、実験と検証が行えず、中国のSCO2圧縮機の研究開発を遅らせていた。
今回建設された実験プラットフォームは、SCO2圧縮機の性能を調べ、SCO2流体圧縮の特性に関する基礎実験を展開する汎用プラットフォームとなる。また高速回転子テストやベアリングテスト、密封テストなどの実験に用いることができる。中国で唯一のメガワット級SCO2圧縮機実験プラットフォームであり、世界最大規模かつ最高レベルの同類実験プラットフォームでもある。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn