今年1-8月、全国の国有系企業の経済運営状況は良好だった。財政部(財務省)がこのほど発表したデータによると、同期の国有企業の利益は2兆3031億9千万元(1元は約16.4円)に上り、前年同期比20.7%増加した。このうち中央企業(中央政府直属の国有企業)の利益は1兆5005億1千万元で同21.2%増加、地方の国有企業は8026億8千万元で同19.7%増加だった。「北京晨報」が伝えた。
今年1〜8月の国有企業の債務償還能力と収益力はどちらも前年同期を上回り、利益増加率は収入増加率を10.4ポイント上回り、鉄鋼産業などの利益増加率が高かった。鉄鋼、石油・石油化学、有色金属、石炭などの産業の利益増加率も高く、いずれも収入増加率を上回った。
主要な経済効果の指標をみると、同期の国有企業の営業総収入は37兆34億7千万元で同10.3%増加した。うち中央企業が21兆6197億5千万元で同10.6%増加、地方国有企業が15兆3837億2千万元で同9.9%増加。同期の国有企業の営業総コストは35兆5739億5千万元で同9.7%増加し、このうち販売コストは同7.1%増加、管理コストは同9.6%増加、財務コストは同14%増加した。また中央企業は20兆5109億8千万元で同9.9%増加、地方国有企業は15兆629億7千万元で同9.3%増加だった。
同期の国有企業の純資産利益率(ROA)は2.8%で同0.2ポイント上昇した。8月末現在、国有企業の資産負債比率は64.9%で同0.5ポイント低下した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月27日
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