国連食糧農業機関(FAO)が11日に発表した推計データによると、2017年、世界で食料不足問題に直面している飢餓人口は8億2千万人に達した。この数値は、世界の総人口の9分の1に相当する。環球時報が伝えた。
11日AP通信の報道によると、世界で食料不足問題に直面している人口は、この3年間増え続けている。地域別にみると、南米ブラジルおよびアフリカの状況が明らかに悪化の一途を辿っている。FAOは、「このような状況は、これらの地域が干ばつや暴雨などの異常気象に見舞われ、農作物が減産に陥ったことによる」と指摘している。
推計によると、世界中で、飢餓問題および発育不良に陥っている5歳以下の子供は約1億5千万人に上り、世界全体の子供の総数の5分の1を占める。また、インドやバングラデシュなど南アジアの国々では、この割合は55%に上がった。また、出産適齢期の女性の3分の1は、栄養不良による貧血状態に陥っており、これは、赤ん坊の健康に極めて大きな悪影響を及ぼしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn