中国東方航空江蘇有限公司は13日、中秋節の当日、旅客が近距離で名月を鑑賞できるよう、複数の「お月見フライト」を運航することを明らかにした。新華社が伝えた。
「お月見フライト」とは、中秋節当日の夜、午後6時から深夜0時までの時間帯に出発し、機上の旅客は、キャビンの窓越しに近い距離で中秋の名月を愛でることができる便のことを指す。東方航空江蘇公司マーケティング部の韓翊氏は、「地上で中秋の名月を鑑賞する場合には当日の天気という制限を受けるが、航空機の場合、上空を飛行し、かつ、ほぼ成層圏を飛行するため、気象条件の影響を受けることは少ない」と話した。
これまでの統計データによると、「お月見フライト」が人気を博している国内都市は、北京、成都、厦門(アモイ)などで、海外ではバンコクやプーケット島で評判が高い。
東方航空江蘇公司は、今年の中秋節当日、月見の条件に適した一部のフライトを「お月見フライト」として運航する。具体的には、MU2851便(南京-北京、18:05出発)、MU2861便(南京-北京、20:15出発)、MU2825便(南京-成都、20:55出発)、MU2879便(南京-厦門、18:40出発)、MU2752便(南京-厦門、20:10出発)、MU2803便(南京-バンコク、22:05出発);MU2813便(南京-プーケット島、20:15出発)の各便。
東方航空江蘇公司によると、9月13日の時点で、同社が運航する国内線「お月見フライト」はすでに3~4割予約が入っていたが、国際線フライトの予約はまだかなり空きがあるという。だが、中秋節当日が近づくにつれて、予約状況はさらにタイトになる見込み。航空券代金については、「お月見フライト」は通常の便とそれほど大きな差がない価格で、乗客はこれらのフライトを選択できる。
「お月見フライト」に乗って名月を鑑賞するには、座席の位置がかなり重要となる。同社の白寧機長は、「座席を選ぶコツは、まず、南北方向に飛行するフライトの場合は東側の席がお月見に最適だ。次に、東から西に向かう便の場合はキャビンの左側の席が良い。西から東方向に飛ぶ場合は、右側の席が見やすい。最後に、主翼の幅がかなり広いため、主翼に近い位置の座席だと視線が妨げられるので、お月見には適さない。旅客は慎重に座席を選ぶほうがいい」とアドバイスしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月14日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn