今年7月に大学生の卒業シーズンを迎えると、北京市の賃貸住宅市場が今年2回目のピークとなる夏の繁忙期を迎えた。この時期には、90後(1990年代生まれ)が徐々に主役の座を占めるようになっている。「北京晨報」が伝えた。
▽夏の賃貸取引量が増加
不動産仲介業者・我愛我家集団の市場研究院がまとめた統計データによると、2018年7月には北京市で同集団を通じて行われた賃貸住宅取引が前月比11.3%増加した。このうち個人オーナーの物件の取引量は前月比12.2%増加し、不動産仲介業者の物件の取引量は同11%増加した。
同集団の関係者は、「今年3月に(大学卒業生などが)実家に戻って家を借りる賃貸ニーズがピークを迎えると、4月の北京の賃貸市場はオフピークとなり取引量が減少した。7月の大学生の卒業シーズンを控えて、5月と6月には取引量が徐々に回復し、7月には前期比上昇幅がより大きくなって夏のピークに達し、3月の水準を維持した。1~7月の取引量をみると、18年の市場規模は17年よりも拡大を続けており、個人オーナー物件も仲介業者物件も取引量がともに増加した。7月が終わると、今年2回目の賃貸住宅の繁忙期が終了し、8月の北京では取引量が減少を始めた」と説明する。
▽家賃は全体として安定
同研究院のデータをみると、18年7月には北京の賃貸住宅平均家賃(月額)は1戸あたり4902元(約7万9千円)に上り、前月比2.9%上昇した。うち個人オーナー物件の平均家賃は前月比6.2%上昇し、同集団の「相寓」ブランドの物件は同1.4%上昇した。今年1~7月には、北京の賃貸物件の家賃が全体として安定を維持した。
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