貴州省銅仁市と米Hyperloop Transportation Technologies社(HTT)が貴陽市で「真空チューブスーパー高速鉄道研究開発産業パークプロジェクト」の署名式を開いた。これはスーパー高速鉄道プロジェクトが貴州省銅仁市の入居に向け、確かな一歩を踏み出したことを意味する。情報によると、これはHTTが中国と署名した初のスーパー高速鉄道建設協定だ。科技日報が伝えた。
協定の内容によると、銅仁市政府とHTTが1対1の出資比率で銅仁市に合弁会社を設立し、「真空チューブスーパー高速鉄道研究開発産業パークプロジェクト」を共同建設する。
プロジェクトの建設は2段階に分かれる。まず双方は10キロ未満の商業真空チューブスーパー高速鉄道線路を共同建設する。双方はその後、この第1段階の成果を利用し、必要な規制と規定を作った上で線路を延長し、商業運営に適した全長とする。同プロジェクトによる真空チューブスーパー高速鉄道の設計、開発、建設、実施、運営、メンテナンス、及びその他の開発、もしくは商業化によって開発または形成されるすべての知的財産権については、合弁会社が保有することになる。
情報によると、スーパー高速鉄道は「真空銅管輸送」を中心理念とし、リニア+低真空モデルを採用する交通ツールだ。超高速、高安全性、低燃費、低騒音、低汚染などの特長を持つ。カプセル型のため、カプセル高速鉄道、空飛ぶ鉄道とも呼ばれる。世界初の商業スーパー高速鉄道は、2020年にアラブ首長国連邦のアブダビで運行される。時速は1200キロに達し、線路の全長は10キロ。将来的にはサウジアラビアのリヤドまで延長され、全長1000キロとなる。スーパー高速鉄道の商業化運営は、中国の既存の交通システムに大きな影響を及ぼす。中国は2016年よりスーパー高速鉄道の研究を開始しており、理論上の時速は6500キロにのぼる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月20日
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