世界中で人気を博しているモバイルゲーム「絶地求生」を開発した韓国の藍洞工作室(Bluehole Studio)は15日、問題となっている一部ゲーム装備の配信を取りやめることとし、旧日本軍の軍旗「旭日旗」と「731部隊」をゲームから削除すると同時に、謝罪の意を表した。新華社が伝えた。
「絶地求生」を開発した藍洞工作室の子会社PUBG社は14日、新装備を打ち出した。この中の一つは、ゲームに登場する戦闘機パイロットが着用するマスクで、「旭日旗」のデザインがパイロットの右耳から右頬に施されている。また、同社は、ゲームに登場するAI(人工知能)を「731部隊」と命名した。
「旭日旗」は、日本の軍国主義のシンボルと見なされており、中国侵略日本軍の細菌戦部隊である「731部隊」は、第2次世界大戦中に多くの中国人・朝鮮人捕虜を生きた実験材料とし、彼らを死に至らしめた。
問題の装備がリリースされると、プレーヤーから批判の声が集まった。彼らは、「絶地求生」の公式フォーラムに、「なぜ韓国企業が日本の軍国主義のシンボルを使うのか?」、「あなたたちには失望した。ゲームを削除しようと思う」といった投稿を寄せた。
PUBG社は15日、「これらの装備は、もともと検収段階で削除するつもりだったが、新装備としてリリースされてしまった。我々は問題の装備やキャラクター名を直ちに削除し、代金は返金する」と釈明した。
ファストフードチェーンのバーガーキングは昨年5月、韓国で新商品「ズワイガニワッパー」を発売したが、包装紙のデザインが「旭日旗」にそっくりだと非難された。また、昨年4月、複数の日本人サポーターが韓国のサッカースタジアムで「旭日旗」を掲げたため、韓国のサポーターから総攻撃を受けた。2014年、韓国のある芸能人が着用していた洋服のデザインが「旭日旗」に似ているとして、世論の非難を浴びた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月18日
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