2019年パリ・ファッション・ウィークで華々しいデビューを飾った「李寧」
中国大陸部のスポーツブランド「李寧」が、パリ・ファッション・ウィークで「2019春夏コレクション」を発表、上着にプリントされた漢字ロゴが話題を集めた。漢字はこのところ、国際ファッションの舞台で盛んに取り入れられ、ブームが起こっており、各デザイナーが好んで用いるエレメントとなっている。台湾地区「旺報」の報道を引用して参考消息網が伝えた。
2019春夏パリ・メンズファッション・ウィークにおいて、李寧コレクションのショーは、大陸部ブランドの先導的役割を果たした。コレクションには、「中国李寧」や「体操王子」といった漢字がプリントされたTシャツが非常におしゃれで、最新ファッション界の話題の的となった。まず、ショーの会場にはレトロな要素が溢れており、赤と緑のライトが交互に点滅したデザインが、1990年代の街角にあったバーやディスコを彷彿とさせた。BGMが流れると、会場全体がさらに盛り上がった。
〇目に焼き付く「チャイナテイスト」のパッケージ
多くの外国人にとって、漢字は「図画」のように感じられるようだ。例えば、ベッカムはタトゥーを入れる際、左脇に「生」の字を彫った。漢字というエレメントがファッションに応用されることは、すでに海外でも普及している。疑問の声もあることにはあるが、好意的に見れば、これはいいスタートである。なぜなら、李寧は、一部のオリジナルなデザインを取り入れた上で、さらに多くの人がチャイナ・デザインを支持したり、期待を寄せたりすることを望んでいるからだ。
ロレアルと中国国家博物館とのコラボで開発された「美人カラー」シリーズの口紅
漢字のほか、国際ファッション界では、「チャイナテイスト」がますます重用されている。仏ロレアルは大陸部の中国国家博物館と協力し、博物館に収蔵されている貴重な仇英の「千秋絶艶図」の贋作からインスピレーションを得て、絵に描かれている秦朝から明代までの有名女性70数人から5人を選び、「美人カラー」シリーズの口紅を開発した。本土のメイク用品はもちろんのこと、大陸部デザイナーとのコラボレーションによるチャイナテイスト満載のパッケージが採用されたメイク製品のほか、秦淮河・明孝陵・中山陵など風光明媚な名所の自然なカラーも取り入れられている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn