エキサイティングな試合が多く、非常に盛り上がった2018FIFAワールドカップロシア大会が16日未明、閉幕した。国際サッカー連盟(FIFA)が発表している公式スポンサーリストを見ると、今大会のFIFAパートナー、FIFAワールドカップスポンサー、リージョナルサポーター合わせて15社のうち、7社が中国企業だ。華西都市報が報じた。
巨額の資金を投じてスポンサーとなった中国企業は、どれほどの宣伝效果を得たのだろう?7月17日、中国メディアの封面新聞、翻訳会社・中訳語通、シンクタンク・封面智庫が共同で発表した「2018ワールドカップスポンサー企業CGIリスト」がそれに答えてくれている。
同リストは、ワールドカップ開催前後の企業の関連データを分析している。中国企業7社のうち、服飾メーカー・帝牌(ダイキング)がスポンサーになったことで、ブランド影響力を最も向上させた。そのCGIは852.24%上昇した。一方、最も割に合わなかったのが企業システム開発会社・LuciでそのCGIはわずか6.28%しか上昇しなかった。
中国企業7社のうち5社の宣伝効果が伸びず
FIFA公式スポンサーとなった中国企業は、万達、蒙牛、海信、vivo、雅迪、帝牌、Luciの7社だ。世界の広告市場調査を行うZenith社の調査によると、中国企業が今回のワールドカップ開催期間中に投じたスポンサー料は合わせて8億3500万ドル(約941億4600万円)に達した。
ある報道によると、FIFAパートナーの万達のスポンサー料は1億5000万ドル(約169億円)、FIFAワールドカップスポンサーの蒙牛のスポンサー料は5000万ドル(約56億3000万円)だった。
しかし、「2018ワールドカップスポンサー企業CGIリスト」を見ると、高額のスポンサー料をはたいた中国企業全てが、望み通りの宣伝広告を得たわけではなかったようだ。
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