具体的に見ると、帝牌はスポンサーになったことで、ブランド影響力を最も向上させ、そのCGIは852.24%上昇した。帝牌はFIFA公式スポンサー最下位のカテゴリーであるリージョナルサポーターだったことは注目に値し、そのスポンサー料は約2000万ドル(約22億5500万円)だった。
一方、FIFA公式スポンサー最上位のカテゴリーであるFIFAパートナーだった万達のコストパフォーマンスは低く、CGI上昇率は21.7%だった。それでも、下には下がおり、vivoと蒙牛のCGI上昇率は9.43%と11.2%にとどまった。
全体的に見ると、中国企業7社の宣伝効果は二極化しており、帝牌と海信のCGI上昇率は200%以上であるのに対して、その他の5社はいずれも50%以下となっている。
しかし、中国企業はそれほど落胆する必要はない。なぜなら、海外のスポンサー企業と比べると、中国企業のCGI上昇率は「まずまず」と言えるからだ。例えば、マクドナルドのCGI上昇率はわずか7.57%にとどまっている。
巨額のスポンサー料は割に合う?
CGIビッグデータ研究院のアナリストは、帝牌のCGI上昇率が非常に高かった理由について、「客観的に見ると、ワールドカップのスポンサーになる前、同企業の世界における影響力は中国企業7社の中で最も低かったからだ」と分析している。
また、宣伝効果が最も思わしくなかったLuciも「想定内」のことだ。アナリストは、「Luciの主力商品・VRヘッドセットをワールドカップと密接に結びつけるのは現時点で難しく、ワールドカップにおいてそれを応用できるシーンがない」と指摘している。
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