中国は9日午前11時56分、酒泉衛星発射センターで「長征2号丙」ロケット及び上段を使い、パキスタンリモートセンシング衛星1号と科学実験衛星「PakTES-1A」を同時に打ち上げた。衛星は無事予定の軌道に入った。新華社が伝えた。
これはパキスタン通信衛星1Rに続く、両国の宇宙分野の新たな協力となる。
パキスタンリモートセンシング衛星1号は、中国空間技術研究院航天東方紅衛星有限公司がパキスタン向けに開発した光学リモートセンシング衛星だ。主にパキスタンの国土資源調査、環境保護、災害観測・管理、農作物の生産量予測、都市計画などの分野で使用される。パキスタンの国民経済の発展、国民生活の改善、社会の進歩の促進に向け積極的な力を発揮する。また中パ経済回廊と「一帯一路」(the Belt and Road)の建設に向け宇宙リモートセンシング情報サービスを提供する。「PakTES-1A」はパキスタンが自主開発した科学実験衛星で、主に衛星プラットフォームの技術検証を展開する。
今回の打ち上げ任務は、中国長城工業集団有限公司とパキスタン宇宙・外気圏研究委員会が、2016年4月に署名したパキスタンリモートセンシング1号軌道上引渡し契約に基づき実施された。長征2号丙ロケット及び上段は、航天科技集団有限公司傘下の中国運載火箭技術研究院が開発・生産した。打ち上げ・制御任務は、中国衛星発射測控システム部が担当した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月10日
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