会談に先立ち、ボリソフ首相はアレクサンドル・ネフスキー広場で李総理を歓迎する式典を行った。(撮影・丁海濤) |
ブルガリアを公式訪問中の国務院の李克強総理は現地時間の6日午前にソフィアの大統領官邸で、同国のボイコ・ボリソフ首相と会談した。新華社が伝えた。
李総理は、「厚みのある伝統的友情が中国・ブルガリアの関係と協力を絶えず深化させるための着実な政治的基礎と民意の基礎を突き固めてきた。経済の優位性による相互補完と相互のニーズが双方の実務協力に大きな可能性を提供してきた」と述べた上で、双方に今後希望することとして次の5点を挙げた。
(1)両国の政府部門、立法機関、政党、地方の各レベルの交流を強化し、お互いの核心的利益と重大な関心事に関わる問題については相互に支持する。
(2)発展戦略のマッチングを加速させ、「一帯一路」(the Belt and Road)、道路・鉄道、インフラ設備、原子力エネルギー、産業パーク建設での協力を強化する。
(3)経済貿易と投資の規模を拡大し、貿易・投資の自由化・円滑化を推進する。中国政府は実力を備えた中国企業がブルガリアで投資や事業を展開して、ブルガリア経済の発展を後押しし、ブルガリア国民の生活の質を向上させることを奨励し、ブルガリアが優遇政策と良好なビジネス環境を提供することを期待する。
(4)農業協力を開拓し深化させる。中国は中国市場のニーズに合致したブルガリアの特色ある農産品をより多く輸入し、農産品の栽培・加工、農業科学技術、良種育成での協力を強化し、16+1農業協力モデル区をしっかりと運営したい。
(5)人的協力を強化し、中国とブルガリアの友情を伝え、文化、言語、観光などでの交流協力を強化し、ブルガリアが中国に文化センターを設立するのを支持し、ブルガリアが中国国民向けの査証(ビザ)円滑化措置をより多く採用することを期待する。
ボリソフ首相は、「両国は『16+1』プラットフォームを通じ、平等・相互利益を基礎として、経済貿易、人的分野、教育、文化的関係を発展させている。ブルガリアは自国の地理的優位性とニーズを踏まえ、中国のインフラ建設における進んだ技術と経験の力を借り、中国と道路、港湾、空港などのインフラ建設協力を強化していきたい。今回の中東欧・中国国家指導者会議を通じて、『16+1協力』は地縁政治のためのプラットフォームではなく、市場の原則に完全に基づいて行われる相互利益の協力であり、欧州連合(EU)と中欧・東欧諸国との協力の促進にプラスになることが外界に対して明らかにされた」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月7日
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