中国初の人工衛星「東方紅1号」は1970年4月24日に打ち上げられ、中国人の宇宙探査と宇宙の平和的利用、人類への貢献の幕開けとなった。中国の人工衛星の「ファミリー」はこの40年間以上にわたって拡大を続け、一部の分野では世界トップ水準に達し、多くの国と地域にサービスを提供している。人民日報海外版が伝えた。
「東方紅1号」の打ち上げから現在に至るまで、中国はすでに各種の用途の異なる衛星を開発、打ち上げ、応用できるようになった。データによると、1970年に初の人工衛星を打ち上げてから、中国は現在までに400基以上の衛星を打ち上げており、軌道上を飛行する衛星は200基以上に達している。
中国は現在、通信・気象・測位・宇宙科学など各種衛星による「ファミリー」を形成している。その中には全世界が注目する多くの「スター」も存在する。
例えば北斗測位衛星はアジア太平洋地域で高精度測位基本サービスを提供する能力をつけており、年末までに18基の打ち上げを完了し、「一帯一路」(the Belt and Road)諸国と地域のユーザーに基本サービスを提供する能力を形成している。気象衛星「風雲」は現在、世界の80以上の国・地域、国内の2500社以上のユーザーに衛星資料・サービスを提供しており、一帯一路諸国とアジア太平洋宇宙協力機構加盟国にサービスを提供している。量子衛星「墨子号」は量子もつれ配送の世界記録を100キロ級から1000キロ級に引き上げ、技術的に世界量子通信ネットワークの構築の実現性を検証した。
このように中国は今まさに宇宙強国への歩みを大きく進めている。2010年より中国の衛星の数と打ち上げ回数が増加を続け、毎年約20基を打ち上げており、今年だけでもすでに17回の打ち上げを行っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月22日
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