2022年北京冬季五輪延慶区競技場の核心施設建設計画がこのほど発表された。延慶区競技場には、「山地スタジアム」が建設され、建築物の景観と自然の山地景観との融合が図られる。新華社が報じた。
小海坨山の南麓に位置する延慶区競技場の核心エリアには、2ヶ所の競技施設(国家アルペンスキーセンターと国家スノーモービルセンター)および2ヶ所の非競技施設(延慶冬季五輪選手村と山地報道センター)が建設される。
国家アルペンスキーセンターは、スピード種目コース、テクニカル種目コースおよびトレーニングコース、集散用広場、メディア中継エリア、山頂スタートエリア、スピード種目・テクニカル種目フィニッシュエリアなどで構成され、観客用座席数は8千席。
延慶区競技場核心エリア南地区中部に位置する国家スノーモービルセンターでは、スノーモービル、スケルトンおよびソリ(ボブスレー・スケルトン・リュージュ)の各競技が行われ、観客用座席数は7500席。競技コースの垂直高低差は127メートル、16のカーブが設けられ、設計最高時速は134.4キロメートル、5ヶ所の競技コース出発エリアが設置される。
延慶区冬季五輪村の収容キャパシティは、選手・職員あわせて1430床で、国際エリア、運営エリア、居住エリアなどの機能エリアが設けられる。延慶区冬季五輪村は、五輪閉幕後、山地スキー観光リゾートホテルに転用され、ウィンタースポーツや山地活動を楽しむ人々に宿泊サービスを提供する。
北京市重大プロジェクト弁公室は5日、「延慶区競技場の建設計画はほぼ完成、全面的に建設段階に入っている。延慶冬季五輪村と山地報道センターは年内に着工を予定している」と紹介した。
国家アルペンスキーセンターでは北京冬季五輪の滑降・スーパー大回転・大回転・回転の各種目、国家スノーモービルセンターではスノーモービル・スケルトン・ソリの各種目がそれぞれ行われる。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月6日
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