1万2230カイリの航行を経て、中国科学院南海海洋研究所の科学観測船「実験3号」が無事に中国・パキスタン初の北インド洋共同観測任務を完了し、22日に広東省広州に帰港した。新華社が伝えた。
パキスタン国家海洋局の招待を受け、実験3号は昨年12月30日に広州を出港し、マラッカ海峡を経由し、北インド洋に向かった。今年1月14日にパキスタン沖のMekran海溝に到着し、海洋地質や物理海洋、海洋生物・微生物などの多学科総合観測を行った。中国の科学観測船がMekran海域に到達するのは今回が初。
観測期間中、両国の科学者は目標海域で各分野の最新の観測資料及びサンプルを入手した。特殊な科学的意義を持つMekran海域の科学研究を促進し、両国の科学者の海上協力経験の蓄積を図った。そして両国の海洋科学技術協力のさらなる推進に向け基礎を固めた。
実験3号は1980年に上海滬東造船場で建造された国家海洋調査船隊の「ベテラン隊員」。その全長は104.2メートル、幅は13.7メートル、満載排水量は3243トン、最大航行速度は時速約33キロ。現在まで海洋科学観測を141回行っており、国家973計画、863計画、国家特別プロジェクト調査における重大な海洋科学観測任務に成功している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月23日
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