中国科学院が発表した情報によると、中国の次世代海洋総合科学観測船「科学号」が2017年西太平洋総合観測航行段階を終え、このほど青島市西海岸新区の母港に帰港した。中国の科学者は今回の航行段階で、中国初の深海リアルタイム科学観測ネットワークの構築に成功し、西太平洋の水深3000メートル内の温度・塩分・海流などのデータを、1時間毎にリアルタイムで伝送する。人民日報が伝えた。
中国科学院海洋大科学研究センター主任で中国科学院海洋研究所所長、西太平洋科学観測ネットワーク責任者の王凡研究員によると、中国科学院戦略性先導科学技術プロジェクト「熱帯西太平洋海洋エネルギー交換とその影響」の支持を受け、西太平洋科学観測ネットワークは4年間の建設を経て、深海に対する連続・リアルタイム観測能力で大きな進展を実現した。20基の深海潜水ブイを始めとする800以上の観測設備の多くが、安定的に3−4年連続で大洋水文・動力データを入手しており、大洋上層・中深層という代表的な水深のフルカバーを実現している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月13日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn