阿里巴巴(アリババ)傘下の地元密着型生活サービスプラットフォーム「口碑」は24日に杭州で、第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)と共同で「2018年生活消費情勢報告」を発表した。同報告書はビッグデータにより、生活の細部における消費者の変化を明らかにしている。「北京晨報」が伝えた。
若い人々の消費の選択がますます多様化している。同報告書によれば、ここ数年は、一人で食事し、一人でレンタルし、一人で旅行することや、小型家電、コンパクトな間取りの部屋がますます多く見られるようになり、「一人で生活を楽しむ主義」がもたらした新しいライフスタイルが一線都市と二線都市に次々登場して、一連の「お一人様」向けサービス産業を生み出している。
アリババプラットフォームのデータをみると、オンラインでの小型洗濯機売上高の増加率が2016年は44%だったのが、17年は72%に上昇した。旅行予約サイト・携程旅遊のまとめたデータでは、一人旅の割合が14年から16年にかけて倍増している。一人旅を選ぶ人のほとんどが、「一人で旅行することで精神的な欲求を満たし、暮らしの満足感を高めることができる」との見方を示している。
一人での食事という現象もごく当たり前になっている。口碑プラットフォームで15~17年にファーストフードを一人で利用した人の割合をみると、各年代とも上昇傾向を示し、95後(1995年から1999年生まれ)の上昇傾向がとりわけ目立った。オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」のデータでは、個人でのデリバリー注文件数が前年比26%増加した。
映画館で映画を見るのも「お一人様化」している。オンラインチケット販売サイト・淘票票のデータをみると、15年以降、一人で鑑賞する層の売上高が年々増加し、より多くの人がお一人様の暮らしを楽しみ始めたことがわかる。
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