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商用団霧観測・早期警戒レーダー、中国が自主開発

人民網日本語版 2017年12月22日12:53

濃霧や団霧(濃霧の塊)の発生が近年、秋・冬の交通事故、特に高速道路の深刻な事故における重要な原因になっている。団霧は突発的・局地的に発生するため、観測と早期警戒が極めて困難だ。国内で自主開発された商用団霧観測・早期警戒レーダーがこのほど、安徽省合肥市で公開された。その団霧の測位精度は7.5メートルに達する。新華網が伝えた。

安徽中凱情報産業股フン有限公司(フンはにんべんに分)研究開発センターの責任者である周剣氏によると、同レーダーは同社と中国科学院合肥物質研究所が協力し、2年の月日をかけて開発に成功した。その中心となる装置は、団霧観測・早期警戒及び可視度・測量合成光学レーダーだ。

団霧は濃霧の中の数十メートルから百メートルの局地的な範囲内で発生することが多い。霧の濃度が濃く、可視度が極端に低く、しかも変化を続ける。

周氏は、「同レーダーは光学リモートセンシング技術に基づき開発された。レーザー光源が内蔵されており、レーザーを大気中に照射することで粒子状物質に乱反射させる。レーダー内部の光学望遠鏡システムはこの乱反射信号を電気信号に変換し、データ収集システムによって記録・分析する。これによって団霧の位置を特定する。現在の精度は7.5メートルに達している」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月22日

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