中国科学技術部(省)が27日に発表した情報によると、同部は専門家の論証を踏まえた上で、北京分子科学など6つの国家研究センターを設立することを認めた。科技日報が伝えた。
中国科学技術部基礎研究司の葉玉江司長は、「国家研究センターの設立はすでに、優れた事前作業の基礎を固めている。国家研究センターは既存の試行実験室と形成済みの有力学科群を基礎として設立する」と話した。中国科学技術部は今世紀初頭、瀋陽材料科学など6つの試行国家実験室を批准した。10年以上の発展を経て、試行国家実験室は各分野で一連の世界先進水準を備えた、画期的かつ独創的な科学研究成果を手にし、共通性重要技術の進展を実現し、学術的な影響力と発言権が大きく強化された。
葉氏によると、国家研究センターは国家重点実験室よりも大規模で、学際的で先進的な研究を行う。大科学時代の基礎研究の特徴に適応するため建設する総合的・学際的国家科学技術革新基地、国家科学技術革新体制の重要な構成部分である国家研究センターは、中国の科学技術革新力の向上、世界科学技術強国の建設加速に対して重要な意義を持つ。
11月23日に「科技部の北京分子科学など6つの国家研究センターの設立批准に関する通知」が印刷配布された。それに続き、北京分子科学、武漢光電、北京物性物理学、北京情報科学・技術、瀋陽材料科学、合肥ミクロスケール物質科学という6つの国家研究センターが発表された。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月28日
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