ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテル近くで1日夜、銃乱射事件が発生した。米警察当局の2日の発表では、少なくとも59人が死亡し、527人が負傷した。
在サンフランシスコ中国総領事館は直ちに緊急対策チームを立ち上げ、米側と緊密な連絡を保った。2日昼にラスベガスに到着し、情報収集などにあたっている。現時点で中国人の死傷情報や救助要請はない。
警察はスティーブン・パドック容疑者のホテルの部屋、住居、車から武器42丁、銃弾数千発、爆発装置の材料を発見した。FBIは2日、事件と国際テロ組織の関係を示す証拠は挙がっていないとした。現時点で犯行の動機と訴えは不明だ。報道によると、パドック容疑者が強い宗教的・政治的傾向を示したことはなく、犯罪歴やアルコール依存、麻薬使用、精神疾患の噂もない。
米国は銃の個人所有数が世界で最も多い。人口は3億人余りだが銃の個人所有数は3億丁を超える。歴史的理由で米国には根深い銃文化があり、多数の死傷者を出す悪質な銃乱射事件が過去10年間に複数回起きている。
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