米国の科学技術ニュースサイトZDnetが25日に紹介した最新の研究報告書「2017年中国の携帯電話消費とブランド吸引力指数報告」によると、2017年には中国人ユーザーの携帯電話の機種変更率が目立って低下し、スマートフォン市場の増加率も鈍化した。米アップル社のiPhoneユーザーの場合、17年の機種変更の割合は前年の27.8%から低下して16%となっている。「環球時報」が伝えた。
同報告書で中国のスマートフォンユーザー約7万人を対象に調査を行ったところ、約半数が2年に1回機種変更をすると答えた。
アンドロイドユーザーの機種変更率はiPhoneユーザーを上回った。iPhoneを利用したことのないアンドロイドユーザーのうち、1年に1回以上機種変更する人は23.5%で、昨年の34.7%を下回った。iPhoneユーザーで毎年機種変更する人は約16%だった。
アンドロイド陣営の中では、ブランドによってユーザーの機種変更率は異なる。小米のユーザーが最も頻繁に機種変更しており、毎年変更する人が約32%に上った。次がOPPOのユーザーで28.2%、vivoは25.9%、華為は23.5%だった。
調査によると、華為のユーザーが最も高いロイヤリティ(忠誠度)を示し、ユーザーの72.8%が次に機種変更する時も華為の端末を候補に入れると答えた。この割合はアップルが65.7%、小米は54.9%で、サムスンは次もサムスン端末を利用するとした人が24.9%しかいなかった。
iPhoneユーザーの場合、今月に発表された新機種を購入するとした人は33.8%、購入しないとした人は39.9%、これから考えるとした人は26.3%だった。購入の意思がある人をみると、「iPhoneX」(アイフォーンテン)が8388元(約14万1459円)からと高額ながら、66.2%がXを選ぶと答えた。「iPhone8」を選ぶとした人は13.4%、「iPhone8Plus」は20.4%だった。この調査結果は、22日に発売を開始した8および8プラスの低調な売れ行きと一致している。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月26日
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