現代都市のコンクリートジャングルの中において、■南騎楼(■は門がまえに虫、アーケード街)は伝統文化の象徴だといえる。この騎楼は登場から100年ほどしか経っていないが、福建省の廈門(アモイ)市や泉州市などの都市の主要建築の一つであり、その独特な魅力を感じることができる。騎楼の発祥地はアモイであり、そこでは東洋と西洋の建築文化が融合した痕跡をはっきりと見つけることができる。清の時代以降、古代ギリシアを手本としたバルコニータイプの建築が貿易港であるアモイに伝わり始めた。このような欧州建築と東南アジアの特色が融合した建築スタイルは風雨や強い日差しから守ってくれ、東南アジアではかなり広まっていた。東南アジアから帰ってきた多くの福建省南部の人々が商店を建築する際、外国の建築スタイルを現地の建築に組み合わせ、騎楼のような「商店と住居の混合」型の住居が生まれた。現在では、このような古い街並みと現代的なアモイの建築が深く融合し、福建省南部の特色ある建築となった。9月には第9回BRICS首脳会議がアモイで開催されることになっており、21世紀の海上シルクロードの中心都市である同市はさらに魅力を高めている。中国新聞網が伝えた。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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