中国の次世代遠洋総合科学観測船「科学号」に搭載されている遠隔操作無人潜水艇「発現号」は14日、西太平洋カロリン海山で潜水し、豊富な生物サンプルを収集した。新華社が伝えた。
海山は海底山とも呼ばれ、海底からの高度が1000メートル以上に達するが、海面に隆起していないものを指す。カロリン海山は地球で最も深いマリアナ海溝の南側、ヤップ海溝の東側に位置する。
本航行段階首席科学者の徐奎棟氏は、「発現号は初の潜水で、海山南側の水深500−1500メートルのエリアで調査を行った。海山の詳細な地形、海底の類型、生物多様性などの情報を収集し、生物・地質サンプルを集めた。このエリアの海面で、カモメやトビウオが群れをなしていた。これはカロリン海山に高い生産力と豊富な生物多様性があることを示している。我々は発現号を使い、異なる方向からこの海山を分析していく」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月15日
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