11月30日、ユネスコは中国の「二十四節気」を世界無形文化遺産代表リストに登録した。中国人は太陽の一年間の運動を観察し、労働時間と結びつけて、これらの節気を確立させた。二十四節気は世代ごとに伝えられていったもので、立春から始まり、大寒で終わる。二十四節気は中国の古代から日常生活で労働時間を割りふるために用いられ、特に農民はこれを大切にしていた。
日本も中国の二十四節気をそのままの形で採用しており、日本のほとんどのカレンダーに記載されている。春分や秋分のように、日本では国民の祝日となっている節気もあるほどだ。日本で私がとても感激したのが、日本人が季節や季節の変化にとても敏感であるという点だった。
米国の国際政治学者であるジョセフ・ナイ氏は、1980年代末に「ソフトパワー」という言葉を生み出した。「ソフトパワー」とは、ある国が他国の態度や好みに長期間影響を与える能力を指している。ジョセフ・ナイ氏は、「人々の行為は一時的なものであり、取るに足らないものかもしれないが、一つの国がさまざまな流行発信ツールの中で土台となるものを見つけたとしたら、自国の情報を発信するチャンスが増え、他国の好みに影響を与えるようになる」と語っている。
中国と日本はそれぞれソフトパワーを発信するツールを持っており、これらのツールを利用して、より健全な関係を構築していくべきだ。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年12月12日
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