大都市で暮らし野菜の栽培が好きだが、家の中に余分なスペースがない場合は、どうすればいいだろうか?広東省機電職業技術学院の学生が、自動野菜栽培装置を開発し、家庭内で野菜を栽培する夢を叶えた。羊城晚報が伝えた
◆装置が水中培養
同校情報学院の革新創業実践センターで、聶煥輝さんと彼が開発した野菜栽培装置を取材した。同装置はガラス製ケースとなっており、その内部も見た感じ非常にシンプルだ。白いトレーの上に、1元硬貨よりやや大きな穴が並び、異なる時期に植えられた野菜が植わっている。植えてから最も短いもので10日、最も長いもので40日以上経っているといい、10日ほどの野菜は約3センチで、40日以上の野菜はもう収穫が可能だ。
聶さんは「これらの野菜はすべて水中培養される。ケース内には自動装置が取り付けられており、携帯電話かパソコンのソフトで制御できる。栽培中の野菜の水やり、日照の調整、施肥、温度調節など、出張で家を留守にしても安心だ」と話した。
聶さんは「このケースにおける野菜栽培は家庭内の衛生環境に悪影響を及ぼすことはない。栽培の全過程で、その他の汚染が生じることはない。24時間の照明により、装置が栽培する野菜の方が成長が早い。野菜の味は試してみたが、甘みがあり、市場で流通している有機野菜と比べても劣らないほどだ」と説明した。
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