◆一家族で食べるに十分な量
野菜栽培装置は、いったいどれほどすごいのだろうか?指導教員の李志斌氏が比較対照した試験結果を見せてくれた。室内には装置が世話をしない、同じ日に植えられ同じ肥料を与えられている野菜がある。40日以上栽培された野菜は10センチほどまでしか成長しておらず、その茎は爪楊枝よりも細い。屋上にも同じ時期に植えられ、同じ肥料を与えられている野菜がある。自然の日照を浴びるほか、太陽光パネルを設置。曇りの日や夜でも野菜にエネルギーを補給できる。上にはさらに雨水を避ける防護カバーが取り付けられている。野菜は順調に育っているが、装置が栽培する野菜と比べるとその丈は低く、見た目も悪い。
李氏は「野菜栽培装置を都市部の家庭で使用可能にするため、第2世代の製品を積極的に開発中だ。第1世代はコンパクトなため、一家族の毎日の需要を満たすことができない。そのためメイン・サブの装置を組み合わせることで、栽培面積を拡大することを検討中だ。第2世代の製品は一家族の野菜の供給を賄うほか、使用するスペースをさらに縮小させることで、ベランダ、リビング、キッチンのすべてのスペースに置けるようにする。家庭内の家具のように、高く積み重ねることもできるようにする。さらに第2世代は栽培可能な野菜の種類を増やすだけでなく、草花や果物なども栽培できるようにする。野菜栽培装置が、家庭内の緑化を担うようになるだろう」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月28日
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