昨年の映画業界の盛況ぶりは、数多くの業界関係者を奮起させ、441億元(1元は約15.4円)の年間興行収入に彼らの血は熱く騒いだ。映画業界が「600億」という青写真を描いている一方で、今年の興行収入は絶好調だった昨年とはうって変わり、1ヶ月あたり興行収入はほとんどの月が昨年同期比で減少している有様だ。1-9月の総額は360億元にも届かず、まるで冷水を浴びせられたかのような落ち込みが続いている。目前に迫った11月になると、多くの優れた作品が公開される予定で、興行収入の落ち込みに歯止めがかかることが期待されている。人民網が伝えた。
○先陣:「ドクター・ストレンジ」-マーベル・コミック社の好調続く?
「ドクター・ストレンジ」は、米国の漫画出版社マーベル・コミック傘下のスーパーヒーローだ。「アイアンマン」や「キャプテンアメリカ」と同様、このスーパーヒーローも絶大な人気を誇っている。
マーベル・シネマティック・ユニバースが制作した映画の多くが、これまでに国内で興行収入の新記録を打ち立ててきた。今年5月に公開されたキャプテンアメリカ第3作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は、12億という興行収入をマーク。2016年興行収入総合ランキングで第4位に入った。11月4日公開予定の「ドクター・ストレンジ」も、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」に続く大ヒットが見込まれ、11月の興行収入は幸先の良いスタートを切るだろう。
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