10月9日は重陽節(旧暦9月9日)で中国では敬老の日としても知られている。「旅行社高齢者旅行サービス規範」が正式に実施されて約1ヶ月が経ったが、注目を集めている高齢者旅行の現状はどうなっているのだろうか?旅行サイト「Qunar.com」が8日に発表した「2016年度シルバー族旅行ビッグデータ報告」によると、60歳以上の高齢者の旅行目的地の多くは国内で、今年は過半数の高齢者が子ども同行なしの旅行に出かけているという。新華社が伝えた。
同報告によると、休日にこだわることなく、より多くの自由な選択ができる子ども同行なしの旅行が多くの高齢者の間で人気となっている。2016年の高齢者の子ども同行なしの旅行の割合は50.91%を占めた。
健康状態や言語環境、文化背景などの理由もあり、高齢者は国内旅行を好む傾向が高い。データによると、2016年にQunar.comを使って国内線を利用した高齢者の割合は93.59%に達し、国際線はたった6.41%であった。北京、上海、深センの3都市は高齢者旅行にとって最も人気の高い都市であり、成都、重慶、昆明、西安などのリゾート都市も高齢者からの人気を集めている。
国際線の場合、高齢者は8時間以内のフライトで到着する目的地に集中している。香港地区、ソウル、台北、シンガポール、東京、澳門(マカオ)地区などは、その地理的条件と整った観光施設で高齢者の大半がその海外旅行目的地として選んでいる。
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